「こんなときに褒めたら賢くなりますよ お家の中編」 注意するポイント 3

「こんなときに褒めたら賢くなりますよ お家の中編」の、「注意すべきポイント」の第3弾です。
さくさくいきましょう。
前回、前々回のエントリと合わせて、お読みくださいませ。

・あらかじめ環境を整えてくださいね
「イタズラ」や「家具をかじる」というのをなんとかしようとするときに、そもそも「床に色んな物が落ちてる」場合、まずうまくいきません。
片付けましょう

「家具をかじる」にしても、イヌが部屋の中を自由に動き回れる状態だと、これまたうまくいきません
人の手や足、服の裾などを噛む「甘噛み」も同様です。

前回のエントリに書いたように、やることは「褒めるだけ」です。
ですから、もしもイヌが「褒めた後に動き回ったり、手を噛んでくる」なんてことになっても、「マテ」とか「オスワリ」とか「ダメ」とか「コラ」とか「いやんばかん」とか言う必要はありません
というか、むしろそれは余計なひと言です。

じゃあどうするのか?っていうと、「逃げる」これだけです。
イヌのそばから、立ち去ってください
すると、こんな流れになります。

 イヌが座ってる-褒める-イヌが立ち上がる-逃げる

ここまでは、前回のエントリで書いた通り。
問題は、ここから。

自分のそばから飼い主さんがいなくなったイヌは、大体「そばにある物を噛む」か、「飼い主を追いかける」かのどっちかをしたりします。
つまり、こんな感じ。

 飼い主が逃げる-家具をかじる or 飼い主を追いかける

イヌに完全な自由を与えていると、こうなります。

よくあるんです。

 「甘噛みしてきたから無視をするとか、立ち去るとかやると、
  追いかけてきて足とか服とか噛んでくるんです」
 「褒めたら興奮したので、その場を立ち去ると、
  そのままクッションを噛んだり、カーテンを破ったりするんです」

イヌに自由を与えていると、こういうことになります。

家の中で、色んな悪さをするということは、つまり「人間との共同生活のルール」を、イヌがわかってないということです。
ルールを知らない相手に自由を与えるというのは、小学生に大金持たせて繁華街に一人で行かせちゃうようなものです。
ですから、「褒めるだけでなんとかなる環境を作る」ことも大切です。
というか、それなくして、しつけはなかなか前に進みません。

代表的なのが「サークル」「ケージ」の活用です。

よくね「サークルやケージに閉じ込めるのはかわいそう」という風に言う方がいらっしゃいますが、閉じ込めるんじゃないんです。
自発的にイヌがその中で過ごすようにやっていくんです。
それに、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんを、部屋の中で自由にさせないでしょう?
どんな事故があるかわかんないから。
赤ちゃんが落ちてるゴミを口に入れたら、大体の人は「ゴミを捨てなかった大人」を怒るはずです。
でも、同じことをイヌがすると、なぜかイヌが叱られるんですよね。

 「褒めるだけでなんとかなる環境」

これをしっかり整えれば、褒めるだけでどんどん変わっていきます。

続きます

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hit1678 について

1978年9月17日生まれ。♂ Dog Life Design ocean style代表。 行動学(行動分析学)に基づいた、イヌの問題行動の改善が専門。 高校卒業後、警察犬訓練士に師事。その後、家庭犬の訓練に従事する。 現在は、問題行動の改善をメインとしつつ、しつけ、トレーニングではなく、「ヒトとイヌの暮らし」を支える「Dog Life Design」というコンセプトで、京阪神をメインに訪問セッションやセミナー講師を務める。 現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科応用人間科学専攻(対人援助学領域)に通う社会人大学院生。
カテゴリー: ベースアレンジ, 接し方のベースアレンジ タグ: , , , , , , , , パーマリンク