イヌの「ハッピー」を考える 「しつけ」と「ハッピー」を繋ぐ 6

「イヌのハッピーって、なんだろう?」

これまで「しつけ」と「ハッピー」を繋ぐというテーマで、エントリを書いてきています。

じゃあ、そもそもの「イヌのハッピー」って、なんなんでしょうね?

おいしいおやつを食べているとき?
自由にドッグランを走り回っているとき?
大好きなオモチャで、飼い主さんと遊んでいるとき?

「イヌのハッピー」って、どうやって考えたらいいんでしょう。

当たり前の話ですが、イヌに「ユー、いまハッピーなの?」と聞いてみたところで、なにも答えてはくれません。
大体の場合「おお、なんとなく嬉しそうだ」とか、「よくわからんが楽しそうだ」とか、「これはどうも好きっぽい」とか、イヌの表情とか、態度とか、ボディランゲージとかで、「読む」というのが多いでしょうか?
最近は、カーミミングシグナルとか、ボディランゲージとかが流行ってるような気もしますしね。

ただ、以前のエントリにも書きましたが、僕自身は「ボディランゲージ」で、イヌの内面を読むみたいなことはできません。
というか、たとえ「読めた」としても、それが果たして本当に合っているのかどうか?を、確認することはできません。
だって、どうしたって「本当に幸せかどうか?」を、イヌにたずねることはできないわけですから。
そうなると、そもそもどうやって「ハッピー」を考えたらいいのか。
どう思いますか?

QOL」という言葉があります。
クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life)の略ですね。
「人生の質」とか、「生活の質」といった意味の言葉です。
簡単にいうと、この「人生・生活の質」が、高ければ高いほど、ハッピーだと考えられるだろうみたいなことです。

つまり「イヌのハッピー」というのは、「イヌのQOL(犬生、生活の質)が高い」ということになるでしょうか。
すると次は「じゃあ、そのQOLの高い、低いはどうやって考える?」って話になります。

このQOLをどう測るか?というのは、色々な考え方があります。

たとえば、相手に直接聞いちゃうってのがあります。
冒頭に挙げた「ユーはいまハッピー?」ってことですね。

しかしこれは、イヌ相手では使えません。
そもそも「言葉の通じない相手がハッピーかどうか?」なんて、確認できるものなのか?
やっぱり、見た目の印象とか、態度とか、表情とか?そういうところから、想像するしかないんじゃないか?
そんな気がしてしまいそうです。

しかし、「言葉の通じない相手」であっても、「ハッピーかどうか?」を確認する方法があったとしたらどうでしょう?
知りたくないですか?
せっかくイヌと暮らしているわけですし、どうせなら愛犬にもハッピーでいて欲しいと思いません?

じゃあ、どうやって確認するのか?

以前のエントリで、「やりたいことが、できる」というのは、結構ハッピーみたいなことを書きました。
あなたの「やりたいこと」ってなんでしょうか?

休みの日の二度寝。
やりたいですねー。
幸せですねー。

好きなだけお買い物。
いいですねー。
最高ですねー。

ケーキバイキング。
甘いもの好きな人にはたまらんですね。

他にも色んな「やりたいこと」が、人それぞれにあると思います。
恋人とのデート、友達と遊びに行く、海外旅行、趣味の釣り、登山、色々あると思います。

その「やりたいこと」が「できる」というのは、QOLは高そうな感じがしますよね?

何も制限されず、やりたいことを好きなだけやれる。
そんな人生をもしも送ることができたら、きっと幸せでしょうし、人生や生活の質は高いと思います。

さて。

この「やりたいこと」って、「誰かから強制されてやること」ではないですよね?
「やりたいこと」なわけですから。
「やらなければいけないこと」ではないですよね?
あくまでも「自分から、自発的に、やること」ですよね?

さてさてさてさて。

ちょっと見えてきませんか?

 「やりたいことが、どんどんできる」=「QOLが高い」

 「やりたいこと」=「自発的にやること」

「自発的にやること」を、「たくさんできる」と、QOLが高い。

すなわちハッピー…。

続きます

広告

hit1678 について

1978年9月17日生まれ。♂ Dog Life Design ocean style代表。 行動学(行動分析学)に基づいた、イヌの問題行動の改善が専門。 高校卒業後、警察犬訓練士に師事。その後、家庭犬の訓練に従事する。 現在は、問題行動の改善をメインとしつつ、しつけ、トレーニングではなく、「ヒトとイヌの暮らし」を支える「Dog Life Design」というコンセプトで、京阪神をメインに訪問セッションやセミナー講師を務める。 現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科応用人間科学専攻(対人援助学領域)に通う社会人大学院生。
カテゴリー: イヌの「できる」を増やす, ベースアレンジ, 考え方のベースアレンジ タグ: , , , パーマリンク