イヌと私のハッピー

幸せ」って、なんなんでしょうね?

このブログも、そして僕のお仕事も、どちらも「イヌと飼い主のハッピー」が最重要テーマです。
なんせ「わんこと、飼い主さんのハッピーのサポート」なんてことを謳っているわけですから。

じゃあ、その「ハッピー」ってなんなんだろう?と。
「幸せ」ってなんなんだろう?と。
ポン酢醤油のある家なのか?と。
昭和感溢れとるなと。

まず、あなたはどんなときに「幸せだなぁ~」と感じますか?
人によって「幸せだなぁ~」と感じるときは、きっと違います。

おいしいご飯を食べているとき。

今、まさに眠りに落ちようとしているとき(しかも明日は休日とかだったら最高)。

仕事から帰ってきて、家族や愛犬から「お帰り」と言われたとき。

お風呂上がりのビールを飲んでいるとき。

若大将ばりに「君といる」とき。

またもや昭和感溢れ(以下略)。

「幸せ」「ハッピー」というのは、本当に人それぞれで違うものだと思います。
一つ一つの「ハッピー」の「形」は違っても、実は共通点があるんですが、なんだと思いますか?
それは「やりたいことが、できる」です。
「やりたいこと」が、スムーズに、過不足なく「できる」とき、私たちは「幸せ」「ハッピー」を感じるんだと思います。

ここで、「お?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

そう。
先日までのエントリで、散々「できる」「できる」「できるよ!」と、松岡修造ばりに書いて参りました。
あの「できる」のシリーズは、実は「幸せ」「ハッピー」と、ものすごく関連のあるお話だったんですね。

「できる」シリーズの中で、こんなことを書きました。

しつけやトレーニングの本質は、イヌの「できる」を増やすこと。
問題を解決するのでもなければ、悪いことを止めさせることでもないんです。

一般的な「しつけ」のイメージって、なんだかちょっと「カワイソウ」な感じがしませんか?
いや、まったくそんな風に思わない人もいるでしょう。
でも、「しつけをする=カワイソウ」ってイメージを持っている人もいらっしゃるんです。
実際、ご相談やセッションにお伺いすると、ご家族の中で「しつけは大事だし、必要だ」と考えていらっしゃる人と、「しつけなんかするのはカワイソウだ」と考えていらっしゃる人とで、意見が分かれていたりするんですね。

なんとなくですけど、どうも「しつけ」って、「悪いことをしたらお仕置きする」とか、「ダメなものはダメだと厳しく教える」とか、なんかそういう風に捉えてらっしゃる方が、一定の割合でいるように思うんです。

あなたは、どうでしょうか?

でも、前回までのエントリで散々書いてきましたように、「しつけ」や「トレーニング」の本質というのは、あくまでも「できるを増やす、伸ばす」なんです。
「いま、できていること」を認めて、それをさらに伸ばす
「褒めて伸ばす」ではなくて、「できていることを認めて伸ばす」

そして、「できることが増えていく」というのは、すなわち「世界が広がっていく」ということです。

最近は、カフェやレストラン、ホテルなど「イヌを連れて行ける場所」というのが随分と増えました。
しつけやトレーニングをすることで、そしてそれは「イヌが、いまできることを認める」ことで、そういった場所に行くことが「できる」ようになっていく。

あるいは、家の中でイタズラをされちゃって困ってると。
でも、「寝た子は起こせ作戦」で、とにかく「寝ることができるイヌ」を認めて、伸ばしていくことで、イヌから目を離すことが「できる」ようになっていく。
家の中における「しつけ」の目的って、この「イヌから目を離すことができる」なんですよね。
「目を離すと何をしでかすかわかんない」ってところから、「目を離していても安心、安全」という風になる。
それが、「家の中のしつけ」の目的の一つであると思います。

またまたあるいは、散歩中ものすごく引っ張られて困ってると。
なんなら、人やらバイクやら自転車やらイヌやらに吠えまくって困ってると。
でも、「ほんの一瞬でも、側に来ることができるイヌ」を認めて、伸ばしていくことで、ゆったりとした散歩が「できる」ようになっていく。
そうすれば、それまで行けなかった公園や、河川敷や、まったく新しい散歩コースを見つけることが「できる」ようになります。

「しつけ」「トレーニング」っていうのは、なにも「世の厳しさを教える」みたいなもんではなくって、「イヌと私の世界を広げるためのツール(道具)」なんですね。

そしてそれが、あなたとあなたの愛犬の「ハッピー」に繋がっていくんです。

続きます

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hit1678 について

1978年9月17日生まれ。♂ Dog Life Design ocean style代表。 行動学(行動分析学)に基づいた、イヌの問題行動の改善が専門。 高校卒業後、警察犬訓練士に師事。その後、家庭犬の訓練に従事する。 現在は、問題行動の改善をメインとしつつ、しつけ、トレーニングではなく、「ヒトとイヌの暮らし」を支える「Dog Life Design」というコンセプトで、京阪神をメインに訪問セッションやセミナー講師を務める。 現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科応用人間科学専攻(対人援助学領域)に通う社会人大学院生。
カテゴリー: イヌの「できる」を増やす, ベースアレンジ, 考え方のベースアレンジ タグ: , , , , パーマリンク