イヌがコタツの中で丸くなる理由 ハウス、クレートトレーニングのヒント

最近、冬真っ盛りで寒いですね。
皆様、お風邪など引いてらっしゃいませんでしょうか?

さて、冬といえばコタツです。
イヌは喜び庭駆け回りと歌われたのも今は昔、最近のイヌはコタツで丸くなることが多いようです。
コタツのあるお家の方は、いかがでしょうか?
イヌの姿が見えないなと思ったら、いつの間にかコタツの中で丸くなっているなんてこと、ないでしょうか?

そうそう、この冬の時期に増えるご相談というのがあります。
それは「コタツの中で寝ているときに足を入れると噛まれる」というもの。
このご相談が来るようになると、「ああ、冬が来たんだなぁ」などと思ったりします。
「コタツに足を入れると中で寝ていたイヌに噛まれる問題」、そんなに難しい問題ではないので、お困りの方は是非ご連絡ください。

閑話休題。

唐突に始まった感がある「コタツとイヌの話」ですが、実は「褒める」ということと、とても関係があるんです。

イヌのしつけで「ハウストレーニング」とか、「クレートトレーニング」といったことは、多くの飼い主さんがされていると思います。
ケージやサークル、あるいはクレートに入れて、その中で大人しくできるようにトレーニングするという、あれですね。
でも、中にはそのしつけ、トレーニングに失敗したとか、なかなかサークルの中で大人しく過ごせないということもあるようです。

ところで、「うちの子も、コタツの中で丸くなってますー」という方に是非お聞きしたいのですが、「コタツの中で丸くなるトレーニング」というのは、されたことはあるでしょうか?
きっといらっしゃらないと思います。
「そういえば、いつの間にかコタツの中で寝るようになっていた」という感じではないでしょうか?

ちなみに、うちのイヌには「コタツの中で丸くなるトレーニング」をしました(笑)。
コタツを買った動機が、「コタツの中で丸くなってるところがかわいいと思うのでそれを是非見てみたいと思うので」というものだったのです。
しかし、最初は「コタツ」なんてものを見たことがなかったため、中に入るという行動はまったく出ませんでした。
ところが、何度かコタツ布団をめくって中に入れてやることを繰り返しているうちに、自分から入っていくようになりました。
今では、コタツに電源が入っているときは、ほぼコタツの中で丸くなっています。

さて、「うちのイヌにはトレーニングをした」と書きましたが、実は一度も「褒めて」いません
ただ、布団をめくって、コタツの中に何度か誘導してあげただけです。
まったく「褒めていない」のに、新しい行動を形成することができ、しかもずっとその行動が維持されています。
これは、どういうことなんでしょうか?

「寒いから、温かいところでじっとしているだけでしょう?」

その通り。
その通りなんですが、これもすごく大事なポイントなんです。
「褒める」ということの大事なポイント、あるいは「ハウストレーニング」「クレートトレーニング」の重要なヒントにもなっています。
次回、「イヌはコタツで丸くなる」のは、なぜなのか?その本質に迫ります。

続きます

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hit1678 について

1978年9月17日生まれ。♂ Dog Life Design ocean style代表。 行動学(行動分析学)に基づいた、イヌの問題行動の改善が専門。 高校卒業後、警察犬訓練士に師事。その後、家庭犬の訓練に従事する。 現在は、問題行動の改善をメインとしつつ、しつけ、トレーニングではなく、「ヒトとイヌの暮らし」を支える「Dog Life Design」というコンセプトで、京阪神をメインに訪問セッションやセミナー講師を務める。 現在、立命館大学大学院応用人間科学研究科応用人間科学専攻(対人援助学領域)に通う社会人大学院生。
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